単独有期労災の保険料精算処理メモ
久々にやったら忘れていたのでメモ
工事が完工したら、保険料の精算処理を行って労基署に届け出る。
一般拠出金と無災害還付金との差額を未収入金として計上しておく。
・労務費額(算定基礎額):労務費の金額または請負代金に労務比率を掛けたもの(だいたい後者)。千円以下は切り捨て。
・確定保険料:労務費に保険料率を掛けたもの。
概算保険料と同じ計算。
※事業ごとの労務比率と労災保険料率
事業の種類 | 労務比率 | 労災保険料(/1000) |
33 舗装工事業 | 17% | 9 |
35 建築事業 | 23% | 9.5 |
36 機器装置の組立又は据付の事業 | 38% | 38% |
37 その他の建設事業 | 24% | 15 |
38 既設建築物設備工事業 | 23% | 12 |
・一般拠出金:石綿健康被害救済法に基づく徴収
料率:1000分の0.2
計算式:賃金総額×0.02/1000
・還付金:
確定保険料と
算定基礎に非業務災害率0.6/1000(定率)を掛けたものの差額に
メリット増減率(無災害であれば▲40%)を掛けて算出する。
図解すると、
請負代金が500,000,000で、既設建築物設備工事業であれば、下記のような感じかな。
Excelが張り付けられないのがこういうときに不便。