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建設業の36協定について考える

当社は例年36協定の開始月を1月にしているので、

この12月が来年の36協定の締結時期となります。

amzn.to

 

 

他の業種では2019年に施工されている、働き方改革関連法ですが、

建設業では猶予期間が2024年まであるので、

来年どの程度までハードルを上げるのか

っていうのを毎年割とちゃんと議論しながら決めています。

 

何せ、2024年以降は

法定時間外労働が単月45時間で、

特別条項を適用しても単月100時間までということで、

(残業規制というやつですね。) 

青天井で生きてきた人たちにとってはかなりキツイです。

 

んで、管理職がキツイのかと思いきや苦労しているのは現場の人間で、

今までのプラン通り仕事を計画すると、終わらないんです。(そりゃそうだろ)

 


だから、見積を作成する段階で工期に余裕を持たないといけないんですが、

工期が伸びるとコストも上がるので、仕事が取りにくくなる。

売上が下がっちゃう。だからあまりやりたくない。

 

そんなこんなでどうするかっていうと

「そうだ、サービス残業しよう!」

って考えちゃう人が必ず出てくる。

 

 

いやいやいや、自分からサービス残業する人なんかいるかよ

と思うじゃないですか。

 

いるんですわ。しかも割と多く。

なんかね、働かなくていいんだ、ラッキー

とか、そういうのあんま無いみたい。

 

最近は労務管理もしているんで、気が付くことが多くなったんだけど。

 

個人的には、嘘ついて残業代をもらわなくて、

しかも労基署に指摘されれば36協定取り消しの恐れもあるわけじゃないすか。

マジでそんなこと良くできるな

という感覚ですが、

いままでと同じペースで仕事をしたい人たちからすると何の意識も無いようです。

 

 

何も言わずに勝手にボランティアで働いてくれるなんて

昭和の時代であれば会社からしたら模範社員ですよ。

めちゃくちゃ便利ですからね。

 

ただ、今それをやっちゃうと、どういう人になるかっていうと、

会社にいろんなリスクを抱えさせたうえに自分は嘘ついてお金をもらわない人。

 

もう少し厳しい言い方をすると、

見えないようにやるような努力もなく、自己顕示の一環のようにも見える。

かなり語弊のある言い方になるけど、ただの自己満足になってないか?


ブラック企業、ブラック部署、ブラック人材

いずれも昭和の時代であれば    もてはやされたんだけど、

さすがに30年以上経ってるんでね。

そろそろ意識を変えてもらいたいところなんだけどなぁ。

 

全然36協定について考えてなかった。

また今度考えながら書きます。

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