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【ビジネス書から考える子育て】人を動かす

「人を動かす」を知っているだろうか。

デール・カーネギー著の世界一有名な自己啓発本であり、

発売はなんと1937年。

80年が経過してなお売れ続けている超ロングセラーである。

 

内容は「人を動かす三原則」「人に好かれる六原則」「人を説得する十二原則」「人を変える九原則」で構成されている。

 

仕事の基本となる人付き合いを学ぶ本として

新入社員がよく読まされる本でもある。

 

これは育児にも使えるんじゃないか。

実際に子供に対して使用するエピソードもある。

 

翌日から始まる、幼稚園に行きたがらない息子のティムを幼稚園に行かせるために

家族みんなでフィンガー・ペインティング(紙などに指を使って絵の具で絵を書いていくこと)を行い、ティムが興味を持ったところで

「これは幼稚園でフィンガー・ペインティングを習わないとできないよ」

と言ってやらせてあげない。

翌日起きると、幼稚園に遅れないように誰よりも早くティムが起きていた。

 

これは

人を動かす三原則 その3 相手の立場に身を置く

で紹介されたエピソード。

 

職種にもよるが、仕事をしていて「相手をこうしたい」とか

「思い通りに動かしたい」とか思うときもあるが

それほど場面として多くないように感じる。

 

それよりも子どもたちに「あれやりなさい」「これやりなさい」

と言って無理やりやらせてしまうことのほうが多い気がする。

今はそれでもいいかもしれないが、今後を考えると

子どもたちが自ら進んで言うことを聞いてくれる環境を整えたいと思っている。

 

つまり、

言っていることを理解してやり、重要感をもたせ、子供の立場になって考える。

誠実な関心を寄せ、笑顔で話を聞き、褒めてやる。

褒めると言っても思ってもいないことを言うのではなく、長所をみつけてやる。

子供に喋らせ、思いつかせ、やりたくなるように仕向け、対抗意識を刺激する。

まず褒めてから、遠回しに注意を与え、期待をかけて激励してやる。

 

コレだけ聞くとたしかに理想の子育てに見えるかもしれないが

全員が全員コレをやれるかというと、

「理解する」とか「関心を寄せる」とか「笑顔で」とか

すぐに出来るものもあれば

「重要感を持たせる」とか「激励してやる」とか「やりたくなるように仕向ける」

とか、テクニックが必要なものもある。

 

すぐに全部実行するというと難しいかもしれないが、

子育て目線でお母さん、お父さんに読んでほしいと思った。

 

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版