PTAという ボランティアと 同調圧力の限界
働いてる親世代には、小学生の壁というものがあります。
子供が小学生にあがると、保育園の頃とは違い
授業参観や個人面談などのイベントが平日に設定されていたり、
学童保育は5時までしか預かってくれなかったり
会社の時短勤務の規定が未就学児のみだったり
といった影響により、子育てしながら働くことが難しくなってしまうことです。
更に、これに追い打ちをかけるのがPTAです。
PTAは毎日やらなければならないようなものは少なく、
イベントがある場合などに駆り出されるだけなので
いく分かはマシなのですが、はっきり言って無くていい活動ばかりで
貴重な時間を使ってまでやる価値がありません。
何をやっているか、というと
①ベルマーク集め
昭和から受け継がれた低生産性の象徴です。
ご存知のとおり、商品の容器や袋に書かれたベルマークを切り取って
ベルマーク財団に送るという活動です。
ベルマーク1点につき、1円がベルマーク預金として蓄えられ
その預金で学校の設備をPTAから寄付できるという仕組みです。
みんなで切って集めて仕分けして計算して数百円にしかなりません。
東京都のアルバイトの最低賃金は1,013円です。
何がしたいかまったくわかりません。
個人的には1万円払っても免除してもらいたいです。
②広報誌の作成
PTAの活動を外部にPRする広報誌を作成します。
誰に見せるのかはわかりません。
アピールしなければわからないような仕事しかしてないわけでしょ?
もうやらなくていいよね?
③旗振り
要するに緑のおばさん
唯一意味があると言ってもいい。
いいけど、けど、
見てたからと言ってあんまり意味はない
こっちの負担も大きい。
何かあったとしても責任取れない。
これだけのことが
すべてボランティアでおこなわれています。
恐ろしいですね。働く時間を削っている人もいます。
やりたくてやっている人がいないとは言い切れませんが、
ほとんどの人は嫌です。でもやります。みんなやっているからです。
同調圧力です。
私は、狂ってると思います。
それこそ昭和の時代の話です。
共働きも増えました。国際化も進んで1クラスに1人は外国人の親御さんもいます。
ベルマークは寄付に、旗振りなどは外部に委託など、
方法を変える必要があるとおもいますが、
「昔ながら」にしばられたまま動けません。
PTAという活動自体に限界がきているのでは無いでしょうか。
このまま朽ち果てるのを待つしか無いのでしょうか。