tipman's tips

家庭と物欲たまに仕事

私はいつからエンジニアでないんだろう

新卒の時はエンジニア(志望)でした。

「やったるで」的な勢いがありました。

死ぬほど働いてやると思っていました。

 

残業代があんまり出なかったり、終電で帰れなかったり、人格否定の言葉が飛び交うような素敵な職場でしたが、居心地はそこまで悪くなかった気がします。

 

ベンチャー企業だったこともあり、数人のスーパーマンが引っ張っていく会社でした。

そういう人たちと一緒に仕事をして、

とんでもない人間が世の中にはいるもんだと思ったと同時に、

自分はスーパーマンにはなれないなとも感じました。

自分が死にかけているのに、平然としているんですもん。

こっちより寝てないのにキレッキレだし。

屍の上にしかああいう人間は生まれないんだなと思いました。

そして自分は屍側の人間だな、と。

 

そのうちに会社が傾いたり、私生活が変わったりして、

転職して中堅建設業の社内SEになりました。

 

問合せ対応におわれたり、変なホワイト意識なのか

極端に残業が制限されたことで前職よりは減ったものの、

ある程度コードは書いていました。

 

ただ、社内からの要求なので仕様書なんてほとんどありませんし、

こっちも業務側の状況や要望がいまいちつかめなかったりして

満足の行く仕事が出来ませんでした。

 

なので、業務部門に異動しました。

空気は社内SEの部門よりこっちのがあってました。

なにせITドカタでしたからね。

無駄なExcelの作業を減らすのにvbaを書いたり、ちょっと複雑なことをするために

Pythonなんかをちょろちょろと勉強してみたりしましたが、

コードはほとんど書いていません。

 

経理と総務と業務部とを転々として、地方勤務も経験して

またそろそろあのぬるい社内SEの環境に戻ろうかと思っていました。

そしたら、情報部の環境が私が出た頃とは変わっていて

・社内からの要望はちゃんとした仕様書を書いてこないと受けません

・自分たちではシステム組みません。古いシステムの保守だけします。

・役員のパソコンの面倒はみます

という

なんで存続できているのかわからない部署になっていました。

 

その代わり、業務部門でもできる業務の範疇が増えていて

先日はワークフローシステム導入の要求書を作ったりWBS作ったり、

システム屋さんとのやり取りで業務部門との通訳をしたりしています。

 

社内の業務部門とシステムベンダーとの通訳であれば、かなりできると思います。

完全に社内特化型になってしまいました。

潰しがきかなすぎて怖いwww

 

せめて業界全体に強ければなぁ。

とか考えたりしています。

 

ところで、タイトルの通りいつの間にかエンジニアではなくなっていました。

今の会社の情報部を出た時点でシステム屋さんでは無いですし。

(かといって経理屋でも総務屋でも無いですけど)

社内SEの時点でプレーヤーとして機能していないような気もしていますし。

ていうか、正直、あのスーパーマンどもを見たあとで、エンジニアとしてやっていく自信は全くなかったですね。

 

なのでエンジニアとして一本筋を通してる人達は素直に尊敬しますし、

そういう人達が存分に力を発揮できるように、ユーザーとの橋渡しをするのがとりあえずのキャリアプランですかね。

 

 

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