ウィズコロナの時代に生き残る企業になるには
いくつかの県で緊急事態宣言が解除されました。
会社のある東京都はまだ解除されていないので、
飲み会禁止、出張禁止、在宅勤務の推奨が続いています。
この状況に今にも痺れを切らしそうになっているのが、
うちの会社のそこそこのランクのオジサン方です。
今日も「飲まなければいいんじゃないか、食事だけの懇親会なら大丈夫だろう」
とか、「茨城県から通っている人もいるんだから茨城への出張までは大丈夫だろう」
とか、「緊急事態宣言が続いているところへの出張なら大丈夫だろう」
とかいろいろ画策しています。
たまに本気で言っているんじゃなかろうかと、ちょっと不安になります。
何をもって大丈夫と考えているんでしょうか。
誰が許しを出す前提でしょうか。社長でしょうか。株主でしょうか、取引先でしょうか。いずれにしても不思議です。
それか炎上商法とか、そういった類のものでしょうか。
この様子を見ていると、まだ緊急事態宣言の解除は早い気がします。
解除したとたん、オジサンどもはすぐに自費のように会社の金で出張に行き、
酒を飲み、大声で会話をし、あっという間に地方へウイルスをまき散らしますよ。
こうなってくると、企業のモラルの問題なのかもしれません。
CSRとか、コンプライアンスとか、そんな仰々しくて格好つけた言葉ではなく、
単に当事者意識とか、想像力とか物事に対する視野が著しく欠如しているという問題です。
新しい生活様式だと言っているそばから
古い提案を通そうとしてくるんじゃないってことです。
要するに、会社としての危機管理、リスク管理の問題だと思っています。
世の中の情勢に応じて変わるリスクをちゃんと捉えられる企業しか生き残っていけない、というのは昔からなんですが、スピードの変化を感じていないとちょっと怪しくなってきますよね。
世の中がこのような状況でも、会社全体ですらなく自分の仕事のやり方に固執することはどう考えても取るべきリスクではないですよねぇ。
非常にレベルの低い話で情けなく感じます。
まだ大丈夫と思っていると、足元をすくわれそうな気がします。
身を守る準備だけはしておきたいですね。