化石経営者はもう置いていこうぜ
同僚から、会議の準備を手伝ってくれと言われたので手伝いました。
あれ?この会議Webでやるって言ってなかったっけか?
と思いながらついていくと、
東京本社に来られる人は、会議室に集まってやるんだそうです。
無理な人はWebで、という意味だそうです。
大きい会議室を使って机などを設置して、紙資料を印刷して会議の準備をします。
でも、PCのカメラでは参加者全員は入りません。
どうするかというと、偉い人だけ映します。
これを月に東北、関東、関西、北陸、全社×2の6回やるんだそうです。
これが経営成績関係の会議で、さらに営業の会議が2回あるので、計8回ですね。
あ、ここ、笑うところですよ。
せっかくテレワーク対応もあってWeb会議が出来るようになっても
これでは意味がありません。
もうね、あほなのかと。
現状維持バイアスとかそんなんじゃない。自分の土俵でしか戦えないと露呈しているだけでしょう。成功体験にしがみつくのもいい加減にしてもらいたい。
こういう思考の企業の特徴ってなんでしょうか。
大口顧客と長い事付き合ってきたり、大企業の下請けをずっとやっているような企業に多い気がします。
自分の力で考えることを忘れてしまったかのようです。
環境の変化に耐えられるのでしょうか。
義理人情を重んじて、経過を大事にする。それ自体は悪い事ではないんですが、
頑張りと無駄の区別がつかないので、生産性との相性が抜群に悪い。
技術に疎いのはまだ仕方ないとしても、
教える人が周りにいないのは非常に問題ですね。
教えても無駄なのかもしれませんが。
一番の問題点は
自分の土俵でしか戦えないところだと思います。
先ほど書いたように大口顧客と長年にわたってつながっているような会社は
そこに特化したような生き残りをしていると思うので、
新しいことに手が出せず、リスクを取らない経営が染みついているのでしょう。
自分の土俵を広げることをしません。
リスクを取らないというと格好いいですが、要するに指示待ちです。
上から要求が降ってくるまでは今のスタンスを変えない。という事を
徹底している様です。
これが
「今までやって来たんだから」思考です。
この思考方法が諸悪の根源であり、
上述したような月例会議などの開催方法はその一端にすぎませんが、
会社としのスタンスを非常に良く表していると思います。
会社が淘汰される前に化石経営陣を変えないといけません。
それとも沈没船から抜け出しますか?